テングのオイル漏れ




朝練#003湯河原パークウェイの時に発見した
新たなオイル漏れ

自宅に戻り、不良個所の確認をじっくりして見ました。

エンジンとクラッチハウジングのボトム部分からのオイル漏れ
IMG_2393

先日購入したモトグッチメンテナンスブックで
構造を確認しました。

また、パーツリストで構造を確認してみました
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ほんと、自動車の構造と同じですね。

エンジンとミッションの間に乾式クラッチがあって

クラッチ部分にはクランクシャフトと直結するフライホイールがあって、
その回転部分にオイルシール。
そして、その周りにハウジングあって、
ガスケットでシールされている。

取り付けボルトは、シールボルト

エンジンとクラッチハウジングは単に合わさっているだけ

回転する中心部分のみが
オイルシールとガスケットそしてシールボルトによって
オイルを遮断する仕組み。

確か、この中心部分を
「テング」と言ったような記憶があるな

ほんと、自動車と全く同じ構造です。

つまり、このオイル漏れを修理するのに
クラッチO/Hが必要となってきます。

クラッチディスクを取外さないとフライホイールが外れなく
テングはフライホイールを外さないと見えてこない

クラッチO/Hの作業と合わせてやるのが
2度手間にならないんですが、
問題はクラッチ交換時期まで、オイル漏れを放置しても良いかと言うこと

一番の問題はこのオイル漏れによって、乾式クラッチに影響が出るかどうか

万一、オイルがクラッチディスクに付着したら
クラッチ滑りが発生してしまう。

多少のオイルなら大丈夫ですが
オイルが滴るほどまでディスクに付着したら
まともに走ることは出来ないでしょう。

そこで、もう少し構造について考えてみました。

通常、自動車のクラッチの構造って
フライホイールとクラッチカバーの間に
クラッチディスクが包み込まれています。

メンテナンスブックで確認したところ
グッチも同様の構造でした。

オイル漏れしている テング部分から
クラッチディスクは離れている。

テングからオイルが漏れて
下に垂れて、オイルが外側に漏れてきた。

オイル漏れの量が多いとハウジング内の下部分にオイルが溜まるようになる

溜まったオイルがリングギヤに付着したら
遠心力でハウジング内部がオイルまみれになる

ディスクに付着するとしたら
ハウジング内部から滴り落ちたオイルがクラッチカバーに伝わり
その内部のディスクに付着する

でも、クラッチカバーも回転しているため
遠心力によって内部のディスクまではいかない

相当の量が漏れない限り
クラッチディスクへの影響は、多分ない ・・・と思いました。

と言う事は、フライホイールの状態を外から確認出来れば
修理の緊急性が解りますね。

やっぱ現車の状態を確認です。

グッチはクラッチハウジング右側に、サービスプラグが付いてあり
ここを覗くとフライホイールが見れるんです。

IMG_2401

全くオイルの付着がないですね。
どうやら、今すぐ修理する必要性はないようです。

定期的に このサービスプラグで状態を確認しながら
様子を見ることにしましょう。

何しろ、最初はエンジンをおろして
修理するのかなーと思ったのです。

でもクラッチO/Hの延長作業と考えると、
少しほっとしました^^

一応、いつでも修理できるように
部品だけは取り寄せておくかな・・・

ついでにクラッチディスクも注文しておくかな

ん?部品さえ揃えば、いつでも出来る??

いやいや、今年は始まったばっか

走る時間より修理する時間が多いのは
少し悲しいですよね。

修理はオフシーズンにでも計画しときましょ。

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