南アルプス周遊キャンプツーリング その2
分断国道152号線への挑戦です。
前回、大井川鐵道で機関車トーマスに会い
気分上々の中、いよいよ国道152号線へと向かいます。
静岡・浜松 - 長野・諏訪 を結ぶ国道152号線
この区間にある2か所の峠に対し
バイパスさせるトンネルが、未だに開通出来ず
国道が分断されている区間があります。
日本には、まだまだこのような道が
いっぱいあるんですね
普通にナビなどでルートを調べると
まぁ、大きく迂回させられます
最初は、ナビ通り
別の国道での迂回ルートを通り、諏訪まで行こうと考えました
しかし、よーく調べると
分断部分の近くを迂回出来るルートがあーるじゃないですか
しかも、林道だそうで
国道152号線完全走破とまでは
行きませんが
事実上の完走ルート でしょう
これを走らないで
何処走るみたいな
オヤジの挑戦が始まります
いったい、どんな道なのでしょうか
ちなみに分断国道・・・
これは造語のようです。
国道が道路として通れない区間があります。
そのような国道を地図上では点線となっているため
点線国道と呼ばれています。
しかし、国道が通れない区間
分断されてしまっている国道
これを分断国道と一部のブログで記載されていましたので
オヤジもこの言葉を使ってみたいと思います。
分断されている1つ目が
青崩峠
これを迂回する兵越(ひょーえつ)林道
そして2つ目が
地蔵峠
これを迂回する蛇洞(じゃぼら)林道
未体験ゾーンですね
ドキドキ
そうそう、無事走破したご褒美として
伊那市周辺の温泉「さくらの湯」を事前にチェックしときました^^
「温泉に入るゾ!」と目的意識があれば
そりゃー強いですよね
では、またまた前置きが長くなりましたが
その2が始まりますよー
本田宗一郎様ご出身の小学校を後に
国道152号線を走って間もなく
記念すべき距離が目に入りましたので
思わずパチリ
今年始めに16,000kmで購入したV11
もう6,000kmも走ってきたんだなー
お手製のプランシートでルートを再確認
メモ紙ではなく、記録が残るノートにしました
しばらく走ると、分岐点近くに線路を発見
どうやら飯田線のようです。
これも強烈な路線のようです
愛知県・豊橋市から長野県・辰野町を結ぶ路線です
飯田線wiki
列車が見れるかも知れないと思い
このあたりで休憩することにしました
でも、ちょっと浮気して
普通にコーヒーをいただくことにしました
エスプレッソを体験してしまったので
物足りなさはありますが、
いやいや、なかなかどーして
お手軽で美味しいコーヒーですよー
が・ががが
お腹がぎゅるぎゅるぎゅるー
むー、こりゃ、やばいかも
父親直伝の野外放出をしなければダメかも
と思い、ポイント探し
などと うろつき回っていたら
「ごー」と言う音が・・・
ぐおー、一応写真は撮れたけど
本当は下からのアングルが欲しかったんだよなー
まー、でも
お目当ての列車が見れたので撤収しましょー
そして、ちゃんとしたトイレを探すことにしましたー
列車が走るって事は
近くに駅があるはず
片づけて、先に進みましょー
町にやってきましたー
すると
お~ 楽園がありましたよー
お食事中の方には大変失礼しますが
かなりの量を排出しました^^
でも、ちゃんと朝出発するとき
自宅で済ませたんですけどね、、、
大自然のこごちよさで
胃腸が元気になったのでしょうか
まあ、身も心も軽くなったのは
間違いないでっす
では、先を進むことにしましょー
事前に調べたルートでは、このあたりから林道に入り
草木トンネルを通るらしいんですが
青崩峠入口で、国道通行不可の道路情報もなく
このまま進んでみることにしました
そして・・・
えー、ここでコレですか~?
しかも、うさん臭いんですけどー
どーしよー、無視して
進んじゃおうかな・・・
基本、チキンなので引き返すことにしました
でも、心の中では
どーなっているのか見たかったんですけどね
引き返し、整備された林道を走ったところ
目的である「草木トンネル」がありました
青く見える岩盤
そして地盤が脆弱なのが
青崩峠の名前の由来だそうで
また、その急峻さと崩れやすい地盤が
工事を進められない理由らしいです
かつて、武田信玄が徳川領侵攻のために使った道だったとか
wikiは凄いですね~
徒歩だと行けるそーですが
それにしても、ここまで結構時間を費やしてしまいました。
先ほど、大井川・塩郷駅で食べた
イナリは正解だったようです。
トーマスを見たのは10時30分頃
そして、1つ目の難所である青崩峠
これを越えた時点で、
時刻はもう16時近くになっていまして・・・
だんだんと腹がへってきました
それに、山あいの濃い道
標高も高く、正直寒いんです
一応、装備としては
冬でも走れる服装でしたが、
むー、ブルブル
結構辛い感じ
ここらで、何か食べとかないと
マジやばいかも
こんな山奥にコンビニなんてあるはずもなく
どこまで走れば良いんだろう・・・
ここで飲んでしまうと
旅が終わってしまいますもんね
ジンギスカン丼
ソバ
信州みそ汁
野沢菜
その他色々~
全て地元産だそーで
格別のうまさでした^^
ここは温泉らしく、
ひとっ風呂入ろうと思いましたが
まだ、もう1つの難所が待ち受けているので
お預けです。
たわけー!ぼけー!
家族が心配してるぞー!
と怒鳴られているみたい^^;
かみさんに叱られないように
取りあえず、ここでお土産を買う衝動にかられました
定番の生ソバと地元産ゆずこしょうをチョイス
ゆずこしょうはかみさんの大好物
点数稼ぎですよー^^
しばらく走ること30分
豆嵐トンネルがありました。
事前にチェックしておいたトンネルです。
このあたりから、再び林道に入り
もう1つの難所である地蔵峠に差し掛かかります
なーんか、ザックが落っこちそーではありますが
地蔵峠を確認し進みますよー
車1台がやっと通れるくらいの道幅でしょうか
これでも立派な国道なんです
しかし先ほどジンギスカン丼を補給したおかげで
まだまだパワーは残ってますよー
それにしても茅野まで、まだ60kmもあるのかー
何だか意識が遠くなるような感覚
そして、あたりもだんだんと暗くなってきて・・・
もう、疲れたな~
エスプレッソ休憩しよーかなー
でも、もうすぐ暗くなってしまうし
進むしかないのかなー
寒いなー
なーんで、走ってるんだろー
などなどと考えてたら国道の別れ道に差し掛かりました。
は!そーだ。
伊那市のチェックしてた温泉は
確か国道が361号線と別れる場所にあったはず
まわりが真っ暗になって、
道案内が見えなくなってしまったので
ここで、googleマップ様にお伺いです
ここは何処ですかー?
「さくらの湯」は近いですかー?
するとgoogleマップ様が答えてくれました
「およそ5分で目的地です」
ふー、ヘブン~
googleマップ様の案内で進んでいくと
いたるところに提灯が飾ってあって
とうとう、「さくらの湯」に到着しました^^
ふろふろふろ~
ガチガチに冷え切った体が
みるみる回復していきます。
肌にすべすべ感がする温泉です
のんびりと湯船につかりながら、
本日の出来事を振り返ってみました
大井川からスタートし、国道152号線の2つの難所を走破
かなりの峠道
寒さ
お腹ぎゅるぎゅる
格別なコーヒーブレイク
途中すれ違うライダーに手を振り
そして、振りかえされ 元気を取り戻したり
うまかったジンギスカン丼
私の意志さえあれば、どこまでも答えてくれる
V11スポルト ロッソマンデーロ
感傷に浸りながら聞くジャーニー
少々くさいですが、
いやー、なかなか どーして
実に様々な出来事がありました
この伊那市の温泉が
全てを良い思いでにしてくれるよーです
そんなことを思っていたら
気が付くと1時間ほど入っていました
ふーさっぱりです
そうそう、まだこの次の目的があるんです!
このまま国道152号線を走りきり
諏訪湖まで行って、そこでテントを張る
そこで、本日の旅の疲れを全てリセットする
魔法のドリンクを呑む
そのドリンクとは、諏訪の地酒
現地調達を考えていたんですが、
もしかしたら、時間が遅いので
酒屋がしまっちゃうかもしれない
万一、地酒が買えなかった場合
少々さみしいですが、氷結でプシュっと
保険をバックに仕込み
旅の再開でっす
ここまで、400km走ってきたんだ
やるじゃん、男45(もうすぐ)
(ん?ニュートラルランプが点灯している)
時刻は20時になろうとしてます
さあ、このあと無事に諏訪湖までたどり着けるのでしょうか?
地酒は入手できるのでしょうか?
無事にテントは張れるのでしょうか?
その続きは、またのお楽しみにー