#176 2台のV11ロッソマンデロ 福島ツーリング前編

久々の遠征ツーリングです

このブログの読者である方から
ご連絡をいただきました

「こちらに来ることがありましたら、
 ご連絡ください!」と

なんでも、同じモトグッツイ
V11ロッソマンデロに乗ってるそうで

この珍しいバイクとそのオーナーさんに会いに
福島まで行ってきました

楽しいバイク仲間が待ってるよ^^v
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いつものように
地元 圏央道・寒川南ICからスタートです

それにしても、このモトグッツイV11ロッソマンデロ

モトグッツイ自体、マイナーで
その中でもV11シリーズはマイナーで
さらにこのロッソマンデロと言う車種は
世界限定300台と言う

同じバイクを見たことがないんです
オーナーさんは福島・郡山に在住とのこと

福島・郡山だと
それなりに遠征ツーリングになるので
事前にプランを練ってみました

福島で走ってみたいコース
オーナーさんとの親睦
どうせ行くなら、行きのコース
帰りもそれなりのコース

諸々考えると日帰りはかなりヘビーになるので
まずは1泊2日で予定

行きは海側を走りながら
郡山へ向かい、そこでホテルチェックイン

その夜はオーナーさんと
ミーティングと言う名の親睦宴会

翌日はご一緒に磐梯スカイライン、レークライン
そしてゴールドラインと走るツーリングコース

最後、猪苗代湖で昼食を一緒に取り、お別れ

帰りは東北道を使い
時間的に余裕があれば宇都宮から中禅寺湖へ向かい
そして群馬・沼田と抜け、いつも走ってる秩父辺りから
帰路につこうと考えました

果たして、この旅はどうなることでしょう

ワクワク・ドキドキが最高潮での出発でした
行きは予定通り茨城から太平洋側コースを選択

そもそもこのコースを選択した理由は
東海村から福島原発周辺を走って
今、この辺は一体どうなってるのか
この目で見て、感じたいと思ったからです

さっそく到着したのは
東海村・原子力科学館です
中を観覧して思い出したのは
1999年 今から25年前に
ここ東海村で起きた臨界事故です

東海村JCO社再転換工場では
原子力発電用燃料を製造するため
ウランと硝酸を化合させる業務があります

この作業方法には国が許可した手順がありますが、
作業員が発案した独自の方法で、勝手な作業を行った結果
重大な事故 即ち核反応が発生、
臨界に達し作業員が被ばく そして死亡しました

付近の住民も避難せざるを得ない状況になったほど
大きな事故となりました

この施設はその事故を忘れないようにする
メモリアルのようでした
日常にあるものでも放射線は出ており
それを身近に確認できるものが沢山ありました
東海村をあとに
常磐道で北上します

途中にあった中郷PAでお楽しみの昼食です
はい!
いつものラーメン定食(カレーライス付き)

ラーメンは中郷ラーメンです
(のれんに惹かれました)

見た目と違い、案外あっさりした感じでしたが
いやいやどーして、後からがっつりでした

油を柑橘系や玉ねぎで緩和してたんですね
とても美味かったです
次に向かうは福島原発周辺
途中で高速を降り、塩屋埼に寄りました
もちろん灯台へ(ヒーヒー言いながら)
登りました
ここはかなりの難所だったそうで
昔の偉い人がここに灯台を作り
漁業の安定を図ったらしいですよ
すっげーところでした
しばらく国道を走ってたら
福島第2原発らしき施設がありました

あれに見えるはアレですよね
まだまだ行けないところがあったり
よく見かける電光掲示板は気温計ではなく
放射線量を表示するものだったり
交通量が極めて少ない国道を走ってると
「東日本大震災・原子力災害伝承館」の案内をみつけ
訪れてみることにしました
2011年3月11日マグネチュード9.0の巨大地震が発生し
津波により壊滅的な被害が東北地方を襲いました

これは津波で流された消防車だそうです
中に入ると間もなく映画が始まり
見ていくことにしました

ナレーションは郡山出身の西田敏行さん
つい最近お亡くなりになってしまいましたね

西田さんのナレーションで心に響いたのは
「ここが復興するまで 俺は生きてるかなー 生きてねーよなー」
と言う言葉でした

大震災から13年を経過しましたが
まだまだこれからなんですね
津波で流された子供を思う親の姿を目の当たりにして
胸が熱くなり、気が付くと目頭がうるんでいました

どうしようもない現実
でも向き合わなければならない現実

誰でも辛いことや悲しいこと沢山あるけど
みんなで思いやって生きなきゃなー

そんなことをちっぽけながら
思いました
大事なことを思い出せてくれた
福島ツーリング・前編

海側をひたすら走り
偶然みつけた「東日本大震災・原子力災害伝承館」をあとに
国道288号線で郡山へ向かいます

気分を変え、明日のツーリングのため
この辺でハイオク満タンです
ホテルチェックインを済ませ
福島のオーナーさんと初顔合わせです

地元の日本酒を酌み交わしながら
いろんなお話しができました

お互い、珍しいバイクに乗ってるからか
何となく生い立ちや性格などが似てるようなところがあって
すっかり意気投合しました

明日のツーリングコース、集合時間など
大事なことは先にお打ち合わせ

少々呑み過ぎた感はありましたが
明日に備え、この辺でお開きにしましょう

続く・・・


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Relive ‘福島ツーリング前編’

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