八郎潟 東京 給水しながらの帰宅

1つまたアホなお話しを思い出したのでアップしますね。

バイクとは直接関係ないのですが、車ネタとして

もう、15年くらい前の話しです。

当時、バイクよりバスフィッシングにはまっていまして
ボートの免許を取り、アルミ製のバスボートまで購入して
暇さえあれば、全国の湖にくりだしていました。

好き勝手な事をやっていましたが
普通のサラリーマンなので決して裕福ではなく
車もオンボロだったのです。

このオンボロ車 スバル レオーネ
 これがまた厄介な車でして。。。

確か、当時中古で30万で買った車

ありえない故障ばかりしてたんです。

FH020001
当時乗っていたレオーネ&アルミバスボート

では、いよいよ本題です。

夏休みを利用して秋田・八郎潟へ泊り込みのバスフィッシングに行きました。
泊まるって言っても、テントか車中泊

まあ、ビンボーだったので
いわゆる野宿っすね。

行きのルートは
 東北道から秋田自動車道に入りそのまま八郎潟へ行く道順

快適に走るレオーネ
 秋田自動車道の最終インターチェンジ
 当時は男鹿半島ICだったかな

 事件は高速道路の最後で起こりました。

 出口に向かうため、減速したところ
 いきなりボンネットより白煙

 全く前方が見えなくなり、急遽車を停車させました。

 ボンネットから湧き出す白い煙
 よーく見ると水蒸気らしく
 ん? オーバーヒート?? しかし水温計は正常だったし
 とりあえず、ボンネットを開けてみました。

すると、ラジエターのアッパーホースから
ピューっと水芸のごとく冷却水が漏れ出し
その水がエンジンのかかり水蒸気となって白煙を出したようです。

やっば! これ なおさんとこの先走れないぞ
 いや、まずはこの高速道路をとりあえず降りよう

 まだ、冷却水が残っているからオーバーヒートにはならないし
 安全な場所で修理しなくては と考え とりあえず高速を降りました。

まだ、ETCなんて存在しない頃です。

ボンネットから煙がモクモクしている状態で料金所へ行き
すると案の定 料金所のオヤジが 
「あんちゃん、大丈夫かい?!」

恥ずかしかったので
「大丈夫っす、ちょっとオーバーヒートしちゃって
  そのあたりで休ませます」なって答えてしまって

普通、レッカーもんだと思うのですが
 そんな金なんかありません。

それにせっかく来たんだし、やっぱ釣りをしたいし

車を安全なところへ移動しボンネットを開けました。

ピューと水が出るホースを見ながら考えてました。

ホースってゴムだよな~

穴が開いて水が漏れてるんだから
塞げばいいじゃん。

パンク修理キットで直らないかな

などと猿知恵が働き、現地のホームセンターへ直行しました。

まずは、パンク修理キット
そして、水が無くなるからポリタンク

これらを購入し、さっそくホースの穴にパッチ止め

なんだか上手く行った感じでした。

よ~し、

買ったポリタンク
 ホ-ムセンターのトイレでお水を頂戴し
 八郎潟へ行こう!

FH020002
当時の八郎潟

FH020006
ちょっと行くと海 ここで少したそがれました・・・

とりあえず、釣りも堪能し
夕暮れ時にまったりしてたら、再び水漏れが が・が・が

自転車のパンク修理キットではなおらなかったのです。
パッチの隙間から、お水がピュー

こりゃ、ホースを交換しないとダメだな。

とりあえず、水を足しながらなら走行できそうだったので
このまま帰ることにしたんです。

ピューピューでるホースにビニールでぐるぐる巻きにして
その上からタオルを巻きつけ、ガムテープでさらにぐるぐる巻き

さらに、ビニール袋をまきつけて

とりあえず「ピュー」は無くなったみたい。

ポリタンクに水を満タンにして、我が家に向けて出発です。

高速道路は途中で止まるとヤバイと思ったので
ひたすら国道で帰ることに

すると、1時間走行で水温計が上昇し
冷却水がなくなる合図になりました。

FH010009

給水タイムです。

リザーバータンクに入れたところで
実際にラジエターに水が行く様子もなく
直接ラジエターキャップを開け給水することにしました。

気をつけてください!

エンジン始動直後
むやみにラジエターキャップを開けるのは危険ですよ

内圧で冷却水が噴出し、ヤケドを負うことになりますよ

タオルをキャップに巻きつけ、ゆっくりとキャップを開けます。

案の定、キャップを少し緩めた瞬間
 シュー と内圧が抜けていきます。

しばらく、その状態で圧が抜けるのを待ち
キャップを取り外しました。

ここまでは教科書(修理書?)通り

さあ、給水です。

ここまできて安心したので、一気に給水

すると、ゴボ! と水が噴出しました。

が、さらに給水
そして、口いっぱいになるまで水を給水
 これで、水満タン

水温計も元に戻り、再出発です。

この方法を繰り返せば、なんとか帰宅できると思いました。

問題は次の1時間の間に
 水が入手できるか

ポリタンクに水を入れられる公園のようなものが都合よくあるのか
ちゅうことです。

なんせ、これから太平洋側に向かうので
国道は山越えになり、いっそう寂しくなり店とかもないと思いました。

このまま、国道を進むより
高速に乗って、PAとかにより給水したほうが安全と判断し
水漏れ状態で、高速で帰ることにしました。

高速なら1時間走る前に必ずパーキングとかあるはず
そこで、給水もできるしポリタンンクに水も入れられる。

と言うことで、確か大曲付近のインターチェンジから秋田自動車道に入りました。

念のため、乗ってすぐのパーキングで再び給水
そしてポリタンクにも

こんなことを、10回ほど繰り返し
なんとか、地元 そして自宅へ帰還することができました。

秋田を出発したのが夕方
そして地元東京に着いたのが、朝の7時ごろ

およそ10時間におよぶ旅は無事終わったのです。

神経をたくさん使ったので、帰っても
眠いのに寝れない。。。

当時はやってたバイオハザードをやりつつ
暴飲暴食をして、気がついてたら寝ていて
起きたらもう夕方でした・・・

いまだに忘れられない
壮絶な旅の思い出でした。

思い返すと、笑っちゃう出来事ですが
当時は、ホント懸命でしたよ^^

今思い出すと
思わず笑っちゃうような旅 ・・・
 まあ、誰しも 1つや2つはありますよね~

よかったら、コメントであなたの旅の思い出をお聞かせくださいな

ぽちぽち

人気ブログランキングへ


コメントを残す