#009 伊豆一周ツー・その3 西伊豆 ずぶ濡れ 帰るしかない!

前回からの続きです

#009 伊豆一周ツー・その3 西伊豆 ずぶ濡れ 帰るしかない!

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下田で旅(ジャーニー)を満喫し、さらに南伊豆・西伊豆と向かいます
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ホント、地図上でみると単に伊豆半島をぐるっと回っているだけなんですけど・・・

ここが石廊崎か・・・
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ちゃんとした駐車場に入ろうとしたら
お金にうるさそうなおばちゃんが
こちらをじーっと見てたので
思わずサヨナラしちゃいました。

バイクぐらいタダで置かせてもらえれば
土産の1つでも買ってやろうと思うのですが

わかっちゃいませんね

買いませんけど

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先を進みましょう

ふむふむ、前回#008 伊豆半島横断ツーでの逆側からのアプローチです。

同じ道でも、逆側から進んでいく道は
新鮮でたまりませんね

ところが、これから行く道の向こう側が
どーみても雨雲っぽい感じ

あの雨雲の中を走るのだろうか・・・
コレって、どしゃ振りに遭遇する予感・・・

あの雨雲を回避したいもんですが
進むか引き戻すぐらいしか選択肢は無いよーなんです。

まー、
戻るくらいなら、進むべきでしょー

なーんも根拠はありませんが
「伊豆半島を一周したい」ちゅう気持ちのほうが強く
そのまま進むことにしました。

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ところが松崎を越えたころ
辺りが急に暗くなってきました。

???まだ時刻は午後2時を過ぎたころですよ

このあと、どこかのブログの方のように
ソフトクリームを食べる様子をパチリと写真におさめ
自分のブログで自慢したいと思っていたのですが・・・

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おー!なんてことなんでしょーか
雨がポツポツ ではなく
バシバシ降ってきました。

しかも、
気温が急激に下がり始めました。

実は、甘々な一番の考えが
こんな天候不順にもかかわらず、カッパを持ってこなかったんです。

少し走れば天気は変わるだろうし

伊豆半島一周は
山あいではなく、海のまわりを走るつもりだったので
あまり天気には影響されないと思ってたのです。

それに朝練で鍛えた伊豆・箱根の道たち

ちょっとぐらい雨が降ったって
そんなもん 「あー楽しかったね」ちゅう思い出作りにちょうど良い
出来事ですよ なーんて考えていたんです

まー、
雨が降ったら面白いね~的感覚っすね

ところが、みるみる雨足が強くなってきて・・・

いやー、われながら失敗したなー
みたいな

すれ違うライダー達は
かっちょいいレインスーツを身にまとい
すれ違う私にピースサイン

「旅(ジャーニー)を楽しもうぜ」と言ってくれているのかどうかは
わかりませんが、ジージャンしか着てない私は
ずぶ濡れの状態で、バイクを走らすだけで精一杯の状態です。

せっかくピースをしてくれるのに
返すまでの余裕もなく
ただただ無謀と言うか
貧乏たらっしいと言うか

学生のころを思い出しながら
40超えても、どしゃ降りの中
カッパも着ずずぶ濡れで走る自分を愛おしくなってしまいました

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ずぶ濡れになりながら走ること1時間あまり
ようやく三島までの案内が出てきました。

まだまだ遠いな~

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うーむ、ここらでこらえきれず
土肥から戸田に抜ける途中で、パーキングを見つけ
休憩です。

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ま・一応、記念撮影
(まだ余裕あるかな)

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雨雲が下に見えます

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そして、時折雷も・・・

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ズボン、ジージャン
その下のTシャツまで

絞ると水がジャー な状態

まさにずぶ濡れですな

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それにしても、我が相棒
頑張ってるなー

「おめーもな」なんて声が聞こえたかどうかは知りませんが

もしそんな事が聞こえたら
間違えなく 過酷な状態からのトランス状態かも

別にへんなキノコは食べていませんよ

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うっく!

濡れて寒いんじゃないんです。
本当に気温が下がってきました。

ずぶ濡れ状態での20℃は
やばいかもしれません

しかも、湿度95%
雨雲の中、全開のようです

一応、記載しときますが
2014年7月の出来事

梅雨も明けた夏 真っ盛りな時期っす

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しかし、いっこうに雨があがる様子もみられなく
このまま誰も立ち寄らない駐車場で、1人途方に暮れると
自然現象で日没を迎えてしまいます。

これ以上、気温が低下したばあい
もはや死を覚悟することになるかもしれません。

でも ちゃんと家に帰らなかった場合、
かみさんが激怒する方が、死より恐怖なので
老体にムチ打って、再び豪雨の中
出発することにしました

このまま一気に沼津まで行き、高速使って帰ってやる・る・る・る!!!

そう、もう帰るしかないんです
勇気ある撤退です!

そんな豪雨な状態も
沼津市街を走るころには雨もやみ
時折太陽も出て、なんだかきれいな夕暮れがおとづれる予感さえ
感じました

でも、甘々ギヤは 
先ほど 2時間ほどの豪雨による荒行によって
全身びしゃびしゃ

バイクに乗り、風にあたれば
そんなもん、すぐに乾くってレベルではなく
ビシャビシャからガクガク・ブルブルと言う状態になっていました。

ここで、直感的な選択肢がやってきました。

雨も上がり、時折日差しも出て
ちょっとは気温が上がってきた状況

のんびり国道を走り
濡れたジャケットを乾かしなが帰路にたつのか

それとも、一気に高速道路に入り
ジェット気流でもって一気にジャケットを乾かしながら
最短で自宅に戻るのか・・・

そりゃ、最短でおうちに帰り
暖かいフロに入って、酒かっくらって寝ちまうのが本望であります。

ちゅうことで、
東名高速・沼津ICを迷うことなく目指しました。

そして、イメージどおり高速道路に入り
アクセルを法定速度ギリギリの状態まで
開けます!

しかしですね
いや、しかしですね

80km/h以上出したくない、出したくないんです

え?なぜって?

別に偽装にこった覆面パトカーが怖いんじゃないんです。

超寒ーいんです。

へたれ運転のためか、取り締まりパトカーが
脱兎のごとく、私を抜かしていきました。

その後もバイクのくせに200psもあるような
モンスターバイクが追い抜いていったり

そんなこんなで、立ち寄ったPAで用足し
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壮絶な1日を振り返っていたら
先ほどの取り締まりパトカーが、誰かをお縄にしたようです。

寒ければ、スピードも出さなかったのにね~

などなどと本日の余韻にひたりながら
コーヒーでも飲もうと
ズボンのポケットから財布を取り出したら
このありさま
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こんなしたたるお札では
近未来自動販売機では偽札検知どころか
お札を受け入れてくれない状態

仕方なく、お店に入り直接店員にこのお札で
缶コーヒーを購入しました

少々ひきつっていた店員さんの顔が
今でも記憶に残る出来事です。

経験上、こういうことって
結構憶えているんですよね~

かくして、無事に伊豆半島一周ツーリングから
帰ってくることが出来ました。

んー、ただガソリンを入れて走る

グッチ乗りのロマンはカッコいいと思いますが
急な天候変化に備えるべく
カッパを用意しとく方が賢いようです・・・

問題は収納ですね
サイドバックあたりを検討しましょう

山あり谷あり 1日かけてのツーリング
およそ300kmほど走行し、バイク自体はますます絶好調。

へこたれそうな私を無事に
家まで走ってくれました。

絆が深まる感覚が
なんとも良いもんですね~

3話にわたってご紹介した「#009 伊豆一周ツーリング」は
これで幕となります。

長文にお付き合いください
ありがとーございました^^

さてさて、次は何処を走ろうかな~

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