オイルパンのオイル漏れ修理




バイクを停車していると地面にオイルが付くようになってました。

オイル漏れですね。
ストップリークを添加しましたが、あまり効果がなく
修理することにしました。

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オイルパンを覗くと、つなぎ目から
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オイルフィルター取り外し用プラグからのオイル漏れが目立ちました。
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と言うことで、部品交換です。

オイルパンのガスケット 上下分で2枚
そして、フィルター用のプラグOリングを1つ
ついでなんで、オイルフィルターも交換します。

今回取り寄せた部品・油脂類
・オイルパンGK上側: GU01003600
・オイルパンGK下側: GU01003650
・フィルターO-リング: GU90706948
・オイルフィルター: GU30153000(互換品07120398)
・エンジンオイル: 15W-50 3L

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では作業開始です。
ドレンプラグからオイルを抜きます。

高圧ホースを取外します。

オイルフィルター用のプラグを取外します。

なんとも、特殊な形ですね。
専用ツールが必要なのでしょうか

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中央の6角部分にナットでもかまして回そうと思いましたが
いろいろとお金をかけるのもなんなんで、ここは間違ったテクニックをご紹介

プラグを良くみると放射状にツバのような線が付いてます。
このツバを利用して緩めてみましょう

タガネをツバに当てて、ハンマーで緩める方向へ叩きます。

すると、プラグが緩んでいくんですね。

ある程度緩んだら、あとは手で回し
取外します。

ほい、外れました。
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付いてあるOリングをよく見ると
アール部分が潰れてました。

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これでは、シールはしませんね。

このプラグは最後に取り付けるので後回しです。

次にオイルフィルターを外しましょう。

なんでもフィアットと同じフィルターが使われているとか
こうゆうところが外車の面白いですね。

普通のフィルターレンチで緩めます。

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外れました。

オイルフィルターも最後に取り付けますので
端っこに置いときましょう。

さあ、いよいよオイルパンを取外します。

沢山あるボルトを全て取外します。

コツとしては
一番取り外しやすいところのボルトを
最後の一本として残しておきます。

こうすることで、オイルパンを片手で持ちながら
ボルトを外せますね。

外れました。

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もう1つありますので、同様に外します。

注文したガスケットは同じか確認してみます。

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同じですね。

では、古いガスケットを取外します。

スクレーパと言う工具を使うと簡単に剥がせますよ。

ガスケットが少し浮いているところを探し
そこにスクレーパを入れ、ペロペロっと外します。

力まかせにガシガシやっちゃうと、ガスケットを削り落とす感じになっちゃいます。
こうなると厄介。

ペロペロできるところはペロペロ剥がして
なるべく削り落とす部分を少なくすれば、簡単に剥がせます。

ガスケットは、少しでも残っていると
そこがオイル漏れの原因となるので、丁寧に剥がしましょう。

と言っても神経質になる必要もないです。

紙部分が残ってなければ大丈夫です。

ガスケットが取れたら、新しいガスケットを取り付けましょう。

とその前に1つプロっぽい作業。

合わせ面に薄くモリブデンスプレーを吹き付けましょう。
こうすれば、オイルパンと密着するので取り付けの時にずれにくいです。

それに次回取外す時に、容易にガスケットが取れるそうです。

私はスプレーが無かったので
モリブデングリースを塗ってみました。

まあ、効果は同じでしょう。

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オイルパンにガスケットを取り付け
一番取り付けやすい所のボルトを一本通し
エンジンブロックに取り付けます。

ここで、締め付ける必要はありません
仮付けで大丈夫です。

仮付けできたら、
対角線上の最も取り付けやすいところにボルトを仮付け

この要領で本締めする前に
全てのボルトを仮付けします。

そして、本締め

トルクレンチで適正トルクで締め付けるのが本来のやり方ですよね。

適切なトルクで均等に締め付けるから
オイルパンがゆがまず取り付けられるんですが
そんなものはないので、無いやり方をご披露します。

まず均等に手で締め付けられる程度に締めていきます。

続いて、どこでも良いです。
角にあるボルトを工具で軽く締め付けます。

その対角線上のボルトも工具で軽く締め付けます。

これを繰り返し、全て軽く締め付けてください。

全部終わったら、同じ順番で、本締めをしていきます。

あまり強く締め付ける必要はありませんが
緩いと振動でボルトが脱落してしまいますから
絶妙なところで本締めします。

コツとしては
ギューっと締め付けて、最後に「クッ」と行くか行かないところが
絶妙ポイントです^^

よく人間トルクレンチなんて言葉がありますが、
ホントこう言う作業ばっかりしていると
割りと正確なトルクで締め付けられるようになるんですよね。

と言うことで、全部のボルトに「クッ」をやってあげましょう

そして下側のオイルパンも
同様に取り付けましょう。

で、最後にオイルフィルターです。

たまーにですが、取付け部分にフィルターのOリングが
ひっついている場合があります。

こんな状態でフィルターを付けると
OリングOリングで、オイルがジャジャ漏れになる原因になります。

なので、ウエスで取り付け面を拭いてあげましょう。

拭く事で、万一Oリングが残ってた場合
これで取れます

と同時に当り面のゴミも取れます。

こうゆうゴミもオイル漏れの原因になる場合があるので注意ですね。

で、ウエスをいれようとしたら
案の定、Oリングがひっついてました。

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Oリングを取外し、ウエスで当り面をきれいにしてあげて

で、フィルターを取り付けます。

と その前にもう1つポイント

新しいフィルターのOリングに
薄くシリコングリースを塗ってあげます。

グリースがなければ、使ってたオイルでもかまいません。

こうすることで、フィルターを締め付ける際に
Oリングのズレを防止する役目があるんです。

せっかく締め付けたけど、中のOリングがずれて
オイル漏れ なんてことになったら2度手間ですよね

つまんないことですが、実は大事な作業なんですよ。

で取り付け。

間違ってもレンチを使って締め付けないでくださいね。
手で力一杯締め付ける程度で十分なんです。

フィルターが付いたら、プラグを取り付けます。

このプラグもフィルター同様
ウエスで当り面の汚れを取って上げて
新しいOリングにもシリコングリースを薄く塗ってあげます。

で、手で力一杯締め付けたら
ツバの部分にタガネをあてハンマーで締め付ける方向の叩きます。

1/4程度も回ればOKです。

これで、オイル漏れ修理は終わりです。

では、オイルを入れましょう。

フィルターも交換したので、だいたい3Lくらいでしょうか

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付着したオイルをブレーキクリーナなどで
丁寧に洗い流し、ウエスで拭き上げて終了です。

で試運転してきました。

40分ほど走ってきましたが
オイル漏れは無いようです。

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これで直りました。

作業時間 2時間ほど

部品代 ガスケット2枚 3,000円
    Oリング 2,000円
    オイルフィルター 1,200円
エンジンオイル15W-50 3L 4,800円

    合計11,000円くらいです。

割りと重修理だったかもですね

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