ガキ(高校)のころの話しっす
友人から一本の電話
近所のゴミ屋に、
なんか渋いバイクがあるぞー
友人宅はバイクで30分くらいのところ
そこから5分程度走ったところに、
主に住宅廃棄物とかを取り扱うゴミ屋さんがあって
たまーにバイクとかがあったりするんです。
早速、友人とゴミ屋へ
そこにあったバイクは
ヤマハ RD50
外観の大きな損傷もなく
キックは降りるし、圧縮もある感じ
なんとかなるべ~ ちゅう事で
店主と価格交渉
オヤジ いくら?
5,000円だよ
交渉成立っす。
その場でお金を払いモノをおさえました。
さーて、どうやって持ってかえるかな~
高校生だった僕たちは当然 車とか運転などできず
浅知恵を働かし、バイクで引っ張ればいいんじゃん?
お~! それ ナイスアイデア
それで行こう!
週末に引取る事を店主に話し
ゴミ屋から退散しました。
今度の土曜日、
君のバイク(RG50ガンマ)でRD50を引っ張ってくれる?
と一応 友人に相談
なんだか面白そう ちゅうことで
こころよく引き受けてくれました。
やっぱ友人って良いな~
そして、RD50を引取る当日
僕たちは以下のような行動を取りました
***行動記録(思い出し思い出し)***
198x年3月吉日
天気 曇り
気温 凄く寒い
午前中 まじめに授業を受ける
土曜日なので、午前中で学校は終わり
友人と午後の打ち合わせをする
今日は朝から非常に寒い日だった
12:00 各々一旦自宅へ
13:00 帰宅 ~ 昼飯
14:00 電車で友人宅へ向かう
15:00 友人宅へ到着
バイクだと30分程度で着くのだが
交通機関だと倍かかる距離だった
15:30 友人宅で、一息
そろそろ行くべ~と 原付(RG50ガンマ)2ケツでゴミ屋へ
16:00 ゴミ屋到着
急にアタリが暗くなり、しんしんと冷え込んできた感じがした
16:30 店主からバイクを譲り受け、友人RG50ガンマとRD50をロープで縛り
いざ出発~!
まあ、ゆっくり走るから、1時間もあれば着くべ~ と
ところが・・・
10分も走らないウチに、なんだか空からチラチラ
そう、雪が降ってきたのです!
最初はチラチラでしたが、そのうちドカドカ振り出してきて・・・
バイクもスリップし始めて、ますます速度低下
17:30 一旦、自販機の前で缶コーヒーでブレイク
かじかむ手をコーヒーで温めながら
どうすんべか と
どうするもこうするも、進むしかあるめい っと
止まっている間にも雪がしんしんと
バイクや我々に積もっていく。。。
18:00 再出発
休憩を早めに切り上げ、再び雪の中を
原付でバイク to バイクのけん引
道路がいい感じで白~くなってきて
ガンマがブレーキかけようものなら、
こちらも慌ててブレーキかけて
2台がチュルチュルすべりながら
およそ4時間をかけて、無事に我が家まで到着しました。
20:30 自宅へ到着
友人に、うどんをご馳走してあげて
一息・・・
さ~て、どーする?帰れる?
お!帰るよ と
21:30 友人は夜の雪の中、さっそうと帰っていきました。
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その後の友人・・・
無事に帰れたのだろうか。。。
ちょっと心配してました。
でも、月曜日に学校で会うことができ安心
雪道をチュルチュルしながら、
これまた同じ位の時間をかけて
帰宅したそうで
家に着いてのは夜中の1時頃だったらしい
バイクでチュルチュル
うどんでチュルチュル
とバカな話しで大笑いしてました^^
でもよくよく考えると、
全てがアホな行動ですね~
途中で諦めて、電車で帰るとか
友人宅で一時避難するとか
別の日にするとか
まあ、ガキの頃って
こう突き進む感じってありますよね^^
そもそも、
原付で原付をけん引して良いのだろうか???
と後で思い直したり
RDの私はきちんとメットをして
ロープの真ん中に赤いハンカチ付けてみたり
ハザードがないから、ウィンカーを付けたり
めちゃくちゃな話しっす^^
ちなみに様々状況から、記憶をたどっていくと
たぶん1987年3月7日(土)
この日
東京都心で4cmの積雪記録があったそうで。
自分らの住む西多摩地方は、
15cmほど積もったようです
当時でもビンテージ級のヤマハRD50
ここから、レストア珍道中が始まるのです。
続きはまた今度のお楽しみ~^^