高校卒業から10年
免許改正初年度に
教習所で大型自動二輪を取得
当時から憧れだった
「ZX-10」を購入したんです。
それからと言うもの
こいつとの旅が始まりました。
昔話しなんで、思い出し思い出しなんですが
１つ思い出したので
ゴールデンウィークを利用して
先輩とツーリングした時の話しです。
弘前から秋田、盛岡へと向かうルート上での出来事っす。
僕のバイクは22Lタンクで、かなり連続走行が可能なんですが
先輩はVmaxで15Lタンク。
Vブースト仕様で燃費も悪く
連続走行は僕の半分程度だったんです。
そんな中・・・
あ！ 始めに話しときますが
僕たちのツーリングスタイルって 宿とか予約しないんです。
目的はある程度決めますが、
「何処どこに行く」 ちゅうのは現地で決める旅です。
テントなどのキャンプ装備でのツーリングですヨ＾＾
この日 午前中に弘前で桜を見たあとに
秋田まで行くルートでした
秋田に着いたのは15時ごろだったかな
もう一走りできる
そんな単純な理由で盛岡方面へ行くことに決まったんです。
弘前出発時、お互いガス満にして
秋田に付く頃、僕の燃料計は半分よりちょっとある位でした
だから、盛岡行くんだったら
先輩のVmax燃料いれましょ と話し出発
県道走れば途中スタンド あるっしょ ちゅうことで
ひたすら進み
途中、尾去沢鉱山に寄って
すげ～すげ～ と感動していました
ま～だ、余裕でしたね
時間が時間だけに鉱山に入ったら
すぐに蛍の光りが鳴って、あまりゆっくりは見れませんでした。
施設出発前に
Vmaxの残燃料が気になります。
そう、ここまで県道を走ってきましたが
スタンドはありませんでした。
先輩、大丈夫そうですか？？
今リザーブで、残り50K位は走るから
盛岡の町近くまでは行けるだろう
いくらなんでも
国道に出れば24時間スタンドあるっしょ
となんの根拠もなく楽観的な先輩
そうは言っても、ここまで来て
秋田に戻るのは あまりにつまらない
ちゅうことで盛岡方面続行となりました
八幡平を通るルートです。
5月はまだまだ除雪の跡ばっちり
雪の壁もハンパなく そうですね20M以上はあったでしょうか
あたりがだんだん暗くなってきた時です。
ハプニングが起きました
なぜか車の渋滞に遭遇したんです。
それまで信号など一切なく、ひたすらワインディングを
気持ちよく走っていたのに
一向に動く気配が無かったので、
僕が原因を調べに行きました。
すると、なんちゅうことでしょうか
事故とかではなく
県道が、時期的な時間規制のためか ゲートで道が封鎖され
その先に行けない状態になっていたんです。
立ち往生した車が
列を作って渋滞してたんです。
僕は考えました。
ここから秋田まで戻るには、Vmaxは必ずエンコする
僕の燃料タンクを外しVmaxにガソリンを入れるか
それか、このゲートを突破するか
突破するにもチェーンと南京錠でムリっぽい
いや、まてよ ゲートの脇にわずかに通れる部分があるぞ
しかし、ドロと段差で超えられるか・・・
押せば何とかなるか・・・
などなど情報収集して先輩のところへ戻り
事情を説明
戻るにしても100kmは走ってきた。
真っ暗なワインディングを2時間以上かけて戻る体力はもう残っていない
雪の壁があるところで
野営するのは自殺行為
その、 なんとかして通れそうなゲート脇を試してみよう
ダメならガソリン分けて100km気合で戻ろう
こう結論付きゲート脇走行を挑戦
1台ずつ
1人がバイクに乗り
1人が後ろでサポート
ドロでスリップするもの
リッターバイクを無理やり走らせた
1台成功
そして、もう1台も成功
車に乗っている人はアゼンとしてましたが
こっちに取っては生きるか死ぬか（ちょっと大げさかな）
でも心情的には、背に腹は変えられない
もう行くしかない
そんな感じでした。
無事、ゲートをクリヤしましたが
以前としてVmaxのガソリンが増える訳がありません
やけに長く感じながら、およそ20分ほど走ったところで
片側２車線の大通りに出ました。
スタンド スタンド と探し
反対側にあったスタンドを発見
しかし、明かりが消えていて
でも、事務所に人がいて 僕が交渉に行きました。
すみません、ガソリン入れて欲しいんですけど
すると、店長らしき人が快く承諾
明かりを付けてくれて
2台とも満タンにしてくれました。
ちなみにVmaxは14.8Lだったかな 残り200cc
ほぼ空でしたね
この時、時刻は22時
心がほっとした瞬間でした。
さあ、盛岡まであと少し
もうひと踏ん張り！ と 5分も走ると
24時間のスタンドがあって・・・・
まあ、こんなもんです
でも、まあいいや
とにかく進もう
ちゅうことで、無事盛岡まで着きました
夜中の12時付近だったと思います。
もう、テントなど はる元気など残っておらず
ビジネスホテルに泊まりました。
いやはや、なんとも＾＾；
行き当たりばったりじゃん！ と言われてしまいますが
これも冒険心からくる行動っす
普通だったら味わえない体験です。
もう10年以上も前の話しですが
いまだに鮮明に記憶しているんですよ
今日はこの辺で
また、アホなハプニングを思い出したら
アップしますね～
そうそう、こんなエピソードの時は
JourneyのOnly The Young がぴったし
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=qhrOaO8YCY4
Only the young can say
They’re free to fly away
Sharing the same desires
若者だけが言える
彼らは何処でも自由に行ける
同じ感覚を共有しよう
（自訳）
